初夏から夏にかけて旬を迎える鮎。
樹 割烹では、この季節になると 一尾一尾丁寧に下ごしらえを行い、
約3時間かけてじっくりと甘露煮に仕上げています。
「なぜ、そこまで時間をかけるのですか?」
そう尋ねられることがあります。
その理由は、骨まで美味しく召し上がっていただくためです。
時間をかけてゆっくりと炊き上げることで、
身はふっくらと、そして骨までやわらかくなります。
中骨を気にすることなく 一尾まるごと味わえるのも、
時間を惜しまない甘露煮ならではの魅力です。
もちろん、ただ長く炊けばよいというものではありません。
火加減や煮汁の状態を見極めながら、鮎の風味を損なわないよう丁寧に仕上げています。
手間をかけることは、お客様にとって見えない仕事かもしれません。
しかし、そのひと手間の積み重ねが、「美味しい」という一言につながると私たちは考えています。
今年も、季節の前菜として少しずつご用意しております。
夏だけの味わいを、ぜひお楽しみください。